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くらしアート 無名庵 ギャラリー

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順延の上映会は6月10日(金)午後5時30分オープン、午後6時上映です。

みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第3弾 
映 画 上 映 会
6月10日(金)午後6時から 無名(むめい)庵(あん)ギャラリー
午後5時30分オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
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イギリス映画「赤い靴」
私の一本、「赤い靴」1948年 テクニカラー 2時間13分
*上映とおはなし 小勝雅夫(おがつまさお)
監督・製作・脚本:マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
撮影:ジャック・カーディフ
出演:モイラ・シャーラー、アントン・ウォルブルック、マリウス・ゴーリング、ロバート・ヘルプマン、レオニード・マシーン、リュドミラ・チェリーナ
1948年度アカデミー賞音楽賞(ブライアン・イ―スデイル)、美術監督賞、美術装置賞受賞

この映画「赤い靴」は、アンデルセンの同名の童話のテーマを主題にしたバレー映画である。
今私の薦める映画一本、ということで私はかなり躊躇しながらも、この映画を取り上げようと思う。このシネマテークでは5人のメンバーが、順番に自由にそれぞれの基準で一本を選ぶということになっており、私は私の基準を、映画史上の特筆さるべき作品であるとか、新しい映画の歴史を切り開いた記念碑的な作品であるとかの「客観的評価』には置かないことにした。
私の青春において、詩との出会いは舞踊との出会いであった。舞踊との出会いは詩との出会いでもあった。以来この古典舞踊に触発されて、私の関心は現代舞踊の世界までそれらの中に詩を探求することに注がれた。その意味で私は私の青春時代に受けた鮮烈な感動を思い出しながら、主観的に、私個人、つまり詩を書いている私個人、に強いインパクトを与えた作品ということで、この「赤い靴」を選んだ。
その意味で、そこにはこのほかに皆、私の詩との関わりにおいて存在しているといえる、数本の映画が俎上に上がっていたが、それらの映画にさほどの軽重はなく、のちのち選ぶこととして最初にこれを選んだのは、ただ詩人としての私の出発点をもっともよく、解りやすくしめす接点として提示できると考えたからである。すなわち、私はかつて、この映画に触発されて、私にとって記念碑的な詩作品数点を書くことができたのだった。
「踊る女に」や「酔っ払いの唄」、「ある日の唄」などという作品がここから生まれ、それから半世紀を超す月日が過ぎた。これらの作品は初歩的な、ある意味で稚拙な作品で、今更人に提示するのはいささか恥ずかしい思いはあるが、これらのことを提示して、詩人と舞踊と映画とについて、なんらかの示唆が与えられればいいと思うのである。(小勝雅夫)

◆小勝雅夫(おがつまさお) プロフィール;詩人、1931年生れ、八王子市在住、詩集に「唖・言葉」、「夜間非行」、「単彩胞の夢」、「詩集近似的小説ウスタゴ」、「擬小説詩・・・多重音声遁走曲 または もしくは・・・」等がある。
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くらしアート無名庵(むめいあん)ギャラリー 昼12時から午後7時(月曜定休) 
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by mumeian2009 | 2011-05-18 17:59 | 無名庵シネクラブ上映
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