連日の暑さ・・・
黄色の五弁の花を付け、糸瓜(へちま)の実が小さく見えてくる
ややまがり でも面白く へちま・・かな? 無名庵夏の庭。
歌人「正岡子規」が病床で読み絶筆になった糸瓜三句がある。
(糸瓜咲てたんのつまりし仏かな)など
へちまをどんなに見ていたのか?
無名庵も毎年へちまを植えて、いつも考える事にしています。
さて、今回の無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第10弾の
映画上映会は
パフォーミング・アーティストの風姫(かぜひめ)さん推薦のアカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞の「アントニアの食卓」を上映します。
世界中で大絶賛された「家族の絆」を描く感動の名作だそうです。
なつかしい気持ち!忘れ物を探しに歩きたくなる・・・
家族とは、「絆」とは 、離れにくい つながりは・・
小さな村の毎日がゆっくりと変わっていく。それぞれの時を刻んで生きている。
柔らかく、暖かく、大切なものを気づかせてくれるのか・・・
では、ご鑑賞ください。
2012年8月31日午後6時30分から(午後6時オープン)
無名庵ギャラリーにて
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
<上映会の「アントニアの食卓」のフライヤーより>
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第10弾
映 画 上 映 会
8月31日(金)午後6時30分から
無名(むめい)庵(あん)ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
「アントニアの食卓」
オランダ=ベルギー=イギリス合作映画/1995年/113分
1996年 アカデミー賞最優秀外国語映画賞
1995年 オランダ映画祭最優秀監督賞、最優秀女優賞 ハンプトン国際映画祭最優秀監督賞
シカゴ国際映画祭最優秀脚本賞 ジェノバ国際映画祭審査員特別賞
監督・脚本:マルレーン・ゴリス
音楽:イロナ・セカス
編集:ミシル・ライフヴァイン ヴィル・ラムウル
出演:ヴィルケ・ファン・アメローイ
製作会社:ファーストルック・ピクチャーズ=NP Sテレビ=プライム・タイム=スティッチング・ベルゲン=バード・エンタ-テインメント作品
配給:エース・ピクチャーズ 製作国:イギリス、ベルギー、オランダ
*上映とおはなし 風姫(かぜひめ)
私の一本、アントニアの食卓・・・
2本目の「私の一本」を選ぶのは、かなりむずかしかった。なぜなら、2本目を選択するには、ワタクシ的に、ベクトルが必要だと思ったからだ。「イルポスティーノ」から何処へ向かうのかによって、大げさに言えば、自分の未来も変わるのではないか?そんなこんなで、いろいろ迷った末に「アントニアの食卓」に決めた。主人公のアントニアが都会から戦後まもないオランダの農村に帰ってくる。これが映画のはじまりです。人は生まれる場所や家族を選ぶことはできないが、そこから出ることはできる、そして帰ってくることも・・・。よその土地で暮らした者が帰郷したことで、村の毎日がゆっくりと変わっていく。アントニアは、やわらかくひろがる光のようだ。彼女のまわりの人々も、それぞれの時を刻んで生きている。そのキャラクターの濃さは、自身の生まれ育った小さな町の住人たちと重なり、映画を見ているうちに、なつかしい気持ちになって、忘れ物を探しに思い出の道を歩きたくなる。ふるさとは遠くにありて想うものではなく、帰って、もう一度そこで生きるてみるのもおもしろいかもと、鷹揚に構えられる。いろんな制度やしくみの再編が声高に叫ばれる現在、ひとりひとりの中にある固まったままの「ものさし」の作り直しこそが必要でしょうと、私の中の何かがにっこり微笑みました。たぶん、それが・・・
風姫(かぜひめ) プロフィール 活動の詳細は→http://fantasycap.org http://airpai.com
パフォーミング・アーティスト、1957年山梨県生まれ、山中の東京造形大学で自分流の呼吸法を確立。いきいきした表現の生まれるスペースをつくることをライフワークとする。いろんな人との共同創作の機会をつくり、世界を新しく感じ続けたいと思っている。ツ : @kazehimenow
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX042-649-8441 携帯090-9957-0880 Email cwkkb369@ybb.ne.jp
協力:AIR(エアー)-空(くう)-パフォーミング・アーツ研究会