今日から5月。つつじの花が目のさめるような色で咲いています。
つつじ咲て石移したるうれしさよ 蕪村
無名庵シネクラブ次回の第15弾映画上映会はフランス映画「アニエスの浜辺」監督:アニエス・ヴァルダ2008年/カラー113分です。上映とおはなしは、風姫(かぜひめ)さんです。ヌーヴェル・ヴァーグの母と呼ばれているアニエス・ヴァルダ。完成当時80代に入った映画監督の自伝のようなドキュメンタリーを選んでいただきました。・・・風姫さんは、「私の一本」に選んだ理由をフライヤーに、アニエスは私にとって、想像的能動を体現している先輩・・・と、語られています。楽しみに見させていただきます。上映会をお楽しみに!
フライヤーより
次回予告!
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第15弾
映 画 上 映 会
6月14日(金)午後6時30分から 無名(むめい)庵(あん)ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
「アニエスの浜辺」
監督:アニエス・ヴァルダ
フランス映画/2008年/カラー113分
第65回ヴェネチア国際映画祭 特別招待作品
第34回フランス・セザール賞 ドキュメンタリー賞受賞
監督・脚本・語り:アニエス・ヴァルダ
エクゼクティブプロデューサー:トーマス・E・タップリン
プロデューサー:アニエス・ヴァルダ
撮影:ジュリア・ファブリー、アラン・サコ、エレーヌ・ルヴァール
ジャン=バチスト・モラン、アニエス・ヴァルダ
録音:ピエール・メンタンス、オリビエ・シュウォブ、フレデリック・モリ
プロダクション・デザイン:フランキー・ディアゴ
編集:アニエス・ヴルダ、ジャン=バチスト・モラン、バチィスト・フィル―
音楽:ジョアンナ・ブルゾヴィッチ、ステファン・ヴィラール、ポール・コルネ
*上映とおはなし 風姫(かぜひめ)
私の一本、アニエスの浜辺・・・
3本目の「私の一本」は、ヌーヴェル・ヴァーグの母と呼ばれているアニエス・ヴァルダ。完成当時80代に入った映画監督の自伝のようなドキュメンタリーを選びました。いろんなものを見聞きすることで、内面が耕され、外界との繋がり方も複雑になっていく。生の営みからぽろぽろとコボレ落ちるような作品のシーン、成熟したアニエスの遊戯は続く。「わたしにとって浜辺は世界でもっとも美しいものであり、その風景は象徴的なものです。」浜辺でスタッフと一緒にセットを組んで、アニエスは自分なりに世界を作りはじめます。その場の空気を感じている彼女の中に、私もそっと入ってみます。ドキュメンタリーは彼女の発信(ことば)のための手法として選んだものであり、日記のページをめくるように過去が現在と繋がりながら現れては消えていきます。アニエス流の創意が世界を彩っていきます。仕事には「私」と「世界」を繋ぐ回路が組み込まれているに違いない。「世界」とは、この世、現実のこと、そして同時代に生きる人のことでもあります。その人が存在したが故に成ったものは計り知れない。アニエスは私にとって、想像的能動を体現している先輩、自身がメディアであるという自覚と意志を微笑みながら話してくれます。
風姫(かぜひめ) パフォーミング・アーティスト、1957年 山梨県生まれ
東京造形大学で演劇活動を開始、それ以来、いろんな人とかかわりながら創作活動をしている。
活動の詳細は→ http://fantasycap.lolipop.jp http://airpai.com ツ : @kazehimenow
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX042-649-8441 携帯090-9957-0880 Email cwkkb369@ybb.ne.jp
協力:AIR(エアー)-空(くう)-パフォーミング・アーツ研究会