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くらしアート 無名庵 ギャラリー

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10月14日(金)無名庵シネクラブ第34弾、映画上映会「家族ゲーム」森田芳光監督

しら露も こぼさぬ萩の うねりかな  芭蕉
灌木でありながら、古来、草と感じている萩、可憐で控え目な花、今年も散りこぼれる。
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10月14日(金)映画上映会午後6時30分から
「家族ゲーム」森田芳光監督 日本映画、1983年、106分
上映とおはなし ラブ・アート・パフさんの推薦映画
推薦フライヤーより
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第34弾
映 画 上 映 会
10月14日(金)午後6時30分から むめい無名あん庵ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
「家族ゲーム」

監督:森田芳光

日本映画/1983年/カラー106分
第57回キネマ旬報賞日本映画監督賞、脚本賞
1983年キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストワン
第24回日本映画監督協会新人賞 他
脚本:森田芳光
原作:本間洋平
撮影:前田米造
製作:佐々木志郎、岡田裕、佐々木史朗
配給:ATG
出演:松田優作、伊丹十三、由紀さおり、宮川一朗太、戸川純、阿木燿子 他

*上映とおはなし LoveArtPuff(ラブ・アート・パフ)
「家族ゲーム」というヌードル(お蕎麦)ウエスタンには銃も裸もなく・・・
中三の沼田茂之の高校受験を控え、父の孝助、母の千賀子、兄の慎一たちまでピリピリ。出来のいい兄と違って、茂之は成績も悪く、何人もの家庭教師がすぐに辞めていた。そこへ、三流大学の七年生という吉本が家庭教師としてやってくる。孝助は吉本を車の中に連れて行き、「茂之の成績を上げれば特別金を払おう」と約束する。吉本は勉強ばかりか、喧嘩の仕方も教え、茂之は幼馴染みで同級生の土屋にいつもいじめられていたが、殴り方を習った甲斐があり、やっつける。茂之の成績はどんどん上がり、兄と同じAクラスの西武高校の合格ラインを超えるのだが・・・仕立てはブラックコメディーのホームドラマである。しかし、頭を横に倒して観ると、マカロニウエスタンのソースがシミのように滲んでいる気がしてくる。舞台は工場の間に宅地造成地のような無意味な空間がやたらと広がる人の息遣いを欠いた土地。家族が住むのは、取りとめもなく広がる街並みを見下ろす高層マンション。そこからの眺めは、展望のよさに恵まれる喜びよりも、生活の基盤が“宙に浮いている”という頼りなさを伝える。藤原新也の『東京漂流』(1983年)が頭をよぎる。この荒んだ地にやってくる一人のガンマン、それも運搬船のような船に乗って。ガンマンは家族の主(父)に雇われ、悪童の行ないを正すために来たのだ。ガンマンは早速その武器を使って、悪童に臨む。囁くような低い声での容赦ない詰問、脅し、そしてついには平手打ち。悪童は徐々に矯正されていく。やがて、ガンマンはその目的を達成するが、この組織(家族)の本質的な悪態に腹を立て、全員の撲滅に乗り出すのだった・・・。マカロニウエスタンには不可欠の銃も裸も出てこないが、それでもこの映画は、日本初の「ジャンゴ」(フランコ・ネロ主演「続・荒野の用心棒」)である―棺桶は植物図鑑だが―というのは飛躍し過ぎだろうか?
残念なことに、監督の森田芳光も、主役の松田優作も、脇役の伊丹十三も今はこの世にいない。マニアックに巧みな彼らのガンさばきを楽しみながら、80年代日本式西部劇を楽しんでみてはいかがでしょう?

LoveArtPuff (ラブ・アート・パフ) プロフィール
1957年北海道生まれ、東京造形大学除籍、主にフォト・インスタレーション製作者
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX042-649-8441 携帯090-9957-0880 Emailcwkkb369@ybb.ne.jp 
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by mumeian2009 | 2016-10-07 16:55 | 無名庵シネクラブ上映
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