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くらしアート 無名庵 ギャラリー

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カテゴリ:無名庵シネクラブ上映( 55 )

12月8日(金)無名庵映画上映会第41弾タイ映画「光の墓」

自然のうつろいは世界の大きな動きに関係なくやさしく私たちのまわりに季節を運んで来てくれます。
秋鮭を荒縄に吊って、薄塩で仕立てた「新巻」正月には美味しくなるそうです。季節のうつろいを楽しもう!
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2017年11月京都・無名舎にて  
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12月8日(金)無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第41回
タイ映画『光の墓』2015年製作 波多野哲朗(はたのてつろう)氏推薦
お知らせのフライヤーより抜粋・・・ご覧ください。
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第41弾
映 画 上 映 会
2017年12月8日(金) 午後6時30分から
無名庵ギャラリーにて ギャラリーは、午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。

アピチャッポン・ウイーラセタクン作品
『光りの墓』
原題: รักที่ขอนแก่น/Rak Ti Khon Kaen/Cemetery of Splendour
2015年/タイ映画(タイ、イギリス、フランス、ドイツ、マレーシア映画)/122分

わたしは、もう目を覚ましたいの! ぼくは、まだ眠っていたい!
生者と死者との語らい。時空を超えた対話がはじまる。

*上映とおはなし 波多野哲朗(はたのてつろう)
このところずっと亡霊に憑りつかれているような気がする。私が選んだ映画は、前々回の鈴木清順の『ツイゴイネルワイゼン』にはじまって、前回はタルコフスキーの『鏡』、そして今回はアピチャッポンの『光りの墓』。そして今回上映は取りやめたが、もう一つの候補がじつは押井守の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 だった。とくに亡霊ということで選んでいるわけでもないのに、結果として亡霊の映画になってしまう。ただ一口に亡霊といってもいろいろである。『惑星ソラリス』『鏡』などのタルコフスキーの映画では、人物たちの追憶と欲動が美しい亡霊を生み出す。ところが押井守の描く未来社会では、人間の身体のみならず記憶までが人工物に置き換えられていて、それでもなお消滅しきらない人間の記憶、人間性の残滓こそが“GHOST”と呼ばれるのである。鈴木清順の映画となると、もはやほとんどの人物が亡霊のように生死の間を彷徨っている。『ツイゴイネルワイゼン』しかり、『陽炎座』でも『オペレッタ狸御殿』でも、登場するのは亡霊ばかり。そしてアピチャッポンの映画では、人物たちが亡霊とともに暮らす。こうなると亡霊に関しては断然東洋の映画に軍配が上がる。むろん西洋には「ホラー映画」の根強い伝統があって、そこには無数の亡霊たちが登場する。ただしかれらはあくまで「ホラー(恐怖)」という枠組の中に在るので、とても一緒に暮らすというわけにはいかない。タルコフスキーはむしろ例外だろう。一般に西洋の亡霊は悪魔の側に属しているので、人間にたいして対立的かつ超越的である。ところがアピチャッポンの『ブンミおじさんの森』のおじさんなどは、19年前に亡くなった妻の亡霊と抱き合ったりするのだから面白い。これは仏教国のよしみなんだろうか。

●監督・脚本のアピチャッポン・ウイーラセタクンについて(Wikipediaなどから)
タイの映画監督・映画プロデューサー・脚本家、美術家。チェンマイを拠点に映画やビデオ映像、写真を制作する。1970年7月16日、タイのバンコクに生まれる。1993年に短編映画『Bullet(原題)』で監督デビュー。1997年、留学先のシカゴ美術館附属美術大学で美術・映画製作の修士号を取得。1999年、映画製作会社キック・ザ・マシーンを設立。2002年、『ブリスフリー・ユアーズ』を第55回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品、同部門のグランプリを受賞。また第3回東京フィルメックスでも最優秀作品賞を受賞。2004年、『トロピカル・マラディ』が第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、審査員賞を受賞。第5回東京フィルメックスで2作連続となる最優秀作品賞を受賞。また、カイエ・デュ・シネマの2004年の映画トップ10の第1位に選出される。2010年、『ブンミおじさんの森』が第63回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。2012年、『メコン・ホテル』が初の英語で製作された作品で第65回カンヌ国際映画祭のスペシャル・スクリーニングで上映され、第13回東京フィルメックスでも特別招待作品として上映された。2013年、第24回福岡アジア文化賞芸術・文化賞を受賞。2015年、『光りの墓』(日本公開は2016年)。
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by mumeian2009 | 2017-11-27 20:04 | 無名庵シネクラブ上映

10月13日(金)午後6時30分から無名庵シネクラブ第40回映画上映会「アンジェラ」

台風18号の影響で大変な日本列島。大きな被害になりませんでしたか?
9月17日は例年、台風の来るのが多い日であるそうです。
「気候」という言葉は、二十四節気の「気」と、七十二侯の「侯」から生まれたそうですが、これからも自然の変化を繊細にとらえた旧暦の世界を大切に、寄り添って暮らして行きます。
野分(のわけ)野の草木を吹き分ける・・・吹き荒れる台風も芭蕉も詠む
 野分して 盥(たらい)に雨を聞く夜かな 芭蕉
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2017年10月13日(金)午後6時30分から
映 画 上 映 会
フランス映画『アンジェラ』監督:リュック・べッソン

推薦者の風姫(かぜひめ)さんのフライヤーより・・・

無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第40弾
映 画 上 映 会
2017年10月13日(金)午後6時30分から
無名庵ギャラリーにて ギャラリーは、午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。

『アンジェラ』 原題:Angel-A
監督:リュック・ベッソン
フランス映画/2005年12月21日公開/2006年5月13日日本公開/90分
製作費€15,000,000

脚本:リュック・ベッソン  製作:リュック・ベッソン
出演:ジャメル・ドゥブーズ、リー・ラスムッセン、ジルベール・メルキ
セルジュ・リアブキン
音楽:アンニャ・ガルバレク 撮影:ティエリー・アルボガスト
編集:フレデリック・トラヴァル 配給:アスミック・エース

*上映とおはなし 風姫 (かぜひめ)

私の(えらんで みちゃった)一本

秋の夜に、モノクロなんていかがでしょう!
そして、パリの街角には、こういうマジックが似合うと本当に思います。

まだ降りてないけど( ^ω^)・・・

「借金の返済期限が48時間後に迫ったのに返すあてのない一人の男。返せなければギャングに殺されてしまうかもしれず、進退窮まった彼はアレクサンドル3世橋に向かい、セーヌ川へ飛び込もうとする。しかしその時、長身で金髪の美女が現れ、その男より先に飛び込んでしまう。」アレレ~~~~~~、ドウシチャッタノ❓

もしかすると、こういうことは誰にでもあるのかもしれませんし、
「生きる意味」をバカンスと断言して憚らないお国で、お国訛りを超え、むしろ十全に活かしながら、リュックの作った世界、前作の『ジャンヌ・ダルク』から6年を経て、製作されたからこそのコレなんです。アクトレスはもちろん、アクター達の魅力が、エッセンスを際立たせます。どうぞ、心の中で、鑑賞後も末永く、楽しんでいただければうれしい限りです。
映画は愉し❓
オクトーバー、牡蠣がおいしい季節がやってきます。生でも加熱してもイケる一品!!!!どうぞ、お召し上がりくださいませ。

○風姫 (かぜひめ) プロフィール
ラボからセッションへと 流れを大事に 泳げるように なってきました
とはいえ 歩くことも 忘れないように したいと思ってま~す
2017年 深まりゆく秋 変化を楽しむ お年頃になっていく
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お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)

携帯090-9957-0880  Email cwkkb369@ybb.ne.jp 

映画をみんなで観る!色々な見かたでさらに楽しくなります。ぜひ、ご観賞ください。
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by mumeian2009 | 2017-09-18 18:32 | 無名庵シネクラブ上映

8月25日(金)午後6時30分から映画上映会 「仮面/ペルソナ」イングマール・ベルイマン監督

7月、山百合が咲き始め、ヒオウギも伸びています。
京都の祇園祭には、ヒオウギという植物が必ず飾られる。厄除けのお守りとして飾られる。祇園祭が元々疫病を流行らせている怨霊の怒りを鎮めるために始められたことから、悪霊退散に使われたヒオウギは欠かせないものとなったと考えられる。無名庵も夏のしつらいです。
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祇園祭 町家に生ける 桧扇の花

次回の無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第39弾
「仮面/ペルソナ」スウェ-デン映画/1966年/白黒82分
推薦者:ラブ・アート・パフさん
推薦のフライヤーより
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第39弾
映 画 上 映 会
8月25日(金)午後6時30分から 無名庵ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
「仮面/ペルソナ」
原題:Persona

スウェーデン映画/1966年/白黒82分
製作・監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:ラーショ・ヨハン・ワーレ
出演:ビビ・アンデショーン/リヴ・ウルマン/マルガレータ・クルーク
   グンナール・ビヨルンストランド 他

*上映とおはなし LoveArtPuff(ラブ・アート・パフ)
ああ~いそがしい!このからだがもうひとつあればいいのに~!は、スゴヤバビッチ?
ドッペルゲンガー(独: Doppelgänger)とは、自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる現象である。 自分とそっくりの姿をした分身、 第2の自我、生霊の類。 同じ人物が同時に別の場所(複数の場合もある)に姿を現す現象を指すこともある(第三者が目撃するのも含む)。超常現象事典などでは超常現象のひとつとして扱われる。近年では医学的な説明の試みもあり、それで一応説明可能なものもあるが、説明不能なものもある。
ドッペルゲンガー現象は、古くから神話・伝説・迷信などで語られ、英米圏では「double(ダブル)」、中国では「離魂」、日本では「分身」「影法師」「影の病」「影の煩い」などの名称で呼ばれ、肉体から霊魂が分離・有形化したものとされた。この二重身の出現は、その人物の「死の前兆」と信じられた。ドッペルゲンガーの特徴として、「ドッペルゲンガーの人物は周囲の人間と会話をしない」「本人に関係のある場所に出現する」などがある。~ウィキペディアより~

舞台稽古中に原因不明の失語症を発症した女優エリザベート(リヴ・ウルマン)は、彼女の世話を担当することになった若い看護婦のアルマ(ビビ・アンデショーン)とともに、主治医が所有する海辺の別荘で療養生活を送ることになる。
エリザベートの症状はいっこうに改善を見せないが、献身的に世話を焼いてくれるアルマとの関係は良好だった。やがて二人は患者と看護婦という結びつきを越えた所で親しく接するようになる。二人だけの静かで穏やかな世界。海辺で戯れたり、きのこを採集したり、屈託なく語り続けるアルマの健康的な振る舞いとそれを微笑みながら聞き続けるエリザベート、他人という境界が親しみによって融けていくかのようだった。
ある日アルマは、かつてゆきずりの男たちと浜で戯れ、その結果妊娠した子を堕胎したトラウマを告白する。しかし、このことをエリザベートは主治医への手紙に綴ってしまい、それを見たアルマと仲違いするが、憎しみすら互いの同体感覚をより強固に呼び覚ますのだった・・・・。
5度の結婚をしながらも、そのときの愛人と生涯の愛人を果敢にも起用し、「ペルソナ」と銘打った作品を撮り下ろした巨匠ベルイマンが満を持して!無名庵に!ついに登場!!
オープニング、そして随所に現れる怒濤のモンタージュは、ドッペルというよりニア・デス感覚満載で、映画史に残るスゴヤバビッチのチチンVV!!!

LoveArtPuff (ラブ・アート・パフ) プロフィール
1957年北海道生まれ、東京造形大学除籍、主にフォト・インスタレーション製作者
どうぞ、お楽しみに!無・無・無・・・どうして無名庵に登場なのでしょうか?
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by mumeian2009 | 2017-07-17 22:04 | 無名庵シネクラブ上映

6月9日(金)映画上映会『ル・アーブルの靴磨き』

新緑に鳥のさえずり、雄が雌に求愛でしょうか?縄張りを仲間に知らせているのでしょうか。
ウェーブ上のツイッターの「つぶやき」でなく、本物の囀りに耳を傾けています。
さえずりや二羽いるらしき枝移り 秋桜子
無名庵 手の届く枝 雛かえす・・・
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無名庵シネマ上映会がはじまります。6月9日午後6時30分より
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無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第38弾 映画上映会2017年6月9日(金)午後6時30分から
『ル・アーブルの靴磨き』を上映です。
推薦の小勝雅夫(おがつまさお)氏のフライヤーよリ
映 画 上 映 会
2017年6月9日(金)午後6時30分から
『ル・アーブルの靴磨き』
原題Le Havre
監督・脚本・製作 アキ・クラウスマキ
2011年フィンランド・フランス・ドイツ映画
製作会社
スプートニク
ピラミッド・プロダクション
パンドラ・フィルム
日本公開2012年4月28日
93分
キャスト
マルセル・マルクス - アンドレ・ウィルム
アルレッティ - カティ・オウティネン
モネ警視 - ジャン=ピエール・ダルッサン
イドリッサ - ブロンダン・ミゲル
チャング - クォック=デュン・グエン
ジャン=ピエール - フランソワ・モニエ
リトル・ボブ - ロベルト・ピアッツァ
ベッカー医師 - ピエール・エテックス
密告者 - ジャン=ピエール・レオ
受賞
カンヌ国際映画祭ではFIPRESCI賞を受賞した。他に同映画祭でエキュメリック賞の時点に選ばれ、さらに犬のライカがパルムドック賞の審査員特別賞を獲得したこの映画は製作されてからさほど日がたっていない。
今回推薦する人 小勝雅夫
いくつかの重なる理由から今回はこの映画を取り上げることにしました。極めて今日的な難民問題を背景に、出演者も異なる人種から選ばれている映画です。靴磨きの主人公は初老のフランス人、その妻はフィンランド人、難民の少年はアフリカ系の黒人、仲間の靴磨きはベトナム人という構成で、しかも彼らを抑圧する立場の警視は、法の適用に人間的配慮をするというヒューマニズムにあふれた作品です。かつては雑文を書いていくらかの原稿料をえていたという作家のなれのはての靴磨きが、ある日移民であった女性に救われるということが作中語られますが、このような暖かい触れ合いによって一人の難民少年を摘発から匿い、ついにその母のいるロンドンへと送り出すのです。舞台は「おフランス」のパリとは全くかけ離れたル・アーブル港の下町、どこか日本の古い街に似た懐かしい裏通りで、フランス男が難民に救われるという逆転の発想の中で展開する人間愛、夫婦愛が、その淡々とした物語の中で描かれるのです。アキ・カウリスマキの映画に共通するカメラワークが、レンズの多用に陥ることなく、淡々と進行していくことは、われわれの敬愛する日本の監督に似ています。

むめいあん無名庵ギャラリーにて ギャラリーは午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。

*上映とおはなし 小勝雅夫
●詩人、エセイスト 詩集に唖・言葉、夜間飛行、単彩胞の夢、近似的詩人ウスタゴ、多重音声遁走曲等、なお7月に詩集『高原情歌』近刊予定

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実験映画上映会楽しみました。水由章氏・太田曜氏・滝島・波多野哲朗氏と一緒に
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by mumeian2009 | 2017-05-15 17:22 | 無名庵シネクラブ上映

4月14日無名庵シネクラブ37回上映会『DOG STAR MAN』開演18時30分

まだまだ肌寒く、しかし、光は強くヨモギはのびる。3月3日、ひな祭りヒナ飾る!
草の戸も 住替る代ぞひなの家 芭蕉
家を手放し、奥の細道に旅立つ芭蕉、移り住む女の子のいる家族を思う春の一日。
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朗読会お知らせ 3月15日(水)無名庵朗読の午後 第20回(終了しました。)
開場午後1時、開演午後1時30分朗読:堀越セツ子さん 
お申込み・お問合せは電話042-584-0256堀越
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さまざまの 事 おもい出す 桜かな 芭蕉


<映画上映会4月14日(金)無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第37回>
映写機によるフィルム上映、貴重な体験です。ぜひ、ご高覧下さい。
映画お知らせのフライヤーよリ

『DOG STAR MAN』

ドックスターマン(序章、第1章、第2章、第3章、第4章)
16mm 78min、color silent1961-64 米国映画

作品提供:ミストラルジャパン

監督:スタン・ブラッケージ
*上映とおはなし 滝島憲治 & 映画技師 太田 曜(おおた よう)さんとお仲間

『アンダーグランド映画の金字塔。スタン・ブラッケージの最高傑作!
デジタル一辺倒の時代に映画フィルムというメディアのなかでブラッケージが成しえた究極の視覚表現を、観客それぞれがサウンドトラックに音声が付いていない上映空間で体験する。
何の制約もない 映画のどんな約束ごとからも自由な映画。

1950年代はじめから半世紀にわたって世界の実験映画最前線で活躍してきた、
ブラッケージのパーソナルな視点は、光と闇の中から時空間を経てミクロからマクロの宇宙へと我々を誘う』

以上は、私の大切なパンフレットの中の抜粋で、太田 曜さん・水由 章(みずよしあきら)さんの実験映画を観て感激し、もう一度、皆さんと観たいと、太田 曜さんをお招きし上映の承諾を取れました。「私の一本」として推薦します。
スタン・ブラッケージは
デジタルと消費される映像が氾濫したこの時代に、ユニークなものを創造する。
彼固有の非情に独特な神経系を通して芸術の歴史を活性化する可能性にかけたのです。
彼は蛾の飛行にバッハを“聴く”ことができ、光へのダンスに自らを見つけることができたそうだ、生き物そのものの死の瞬間をも見逃さない。(2003年3月、70歳永眠)

さて最近、私は、映画の黒澤明監督が、なぜ絵を描くかという昔のDVDを観ました。
宮崎駿との対談で「コンテ(絵を描く)を、何故描いているかと言うと、スタッフにこういう感じを教えると同時に、自分で描きながら、絵を描けるということは具体的に分かっていないと描けないでしょう・・・ たとえば建物がどういう建物で、どこに何が置いてあって、何を着てて、というように、演出する上でも、とても勉強になるのでやっている」と言っていた。そのコンテがすごい!
ブラッケージは光を絵筆に直接スクリーンに描いている。その映像がすばらしい!

ブラッケージ作品の日本での上映、配給を行なっているアナログメディア研究会の水由章(みずよしあきら)さんがトークに登壇予定。ブッラケージ本人と会った時のこと、作品制作の姿勢や日常などを語ってもらう予定。貴重なお話を聴かせていただけます。乞うご期待!
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●滝島憲治(たきしま けんじ) 1947年八王子市生まれ、暮らしの中にアートを!提案するギャラリーをオープン。 木の文化・再生を企画・運営。京町家友の会会員。
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX042-649-8441 携帯090-9957-0880  Email cwkkb369@ybb.ne.jp
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by mumeian2009 | 2017-03-03 20:13 | 無名庵シネクラブ上映

新春は2月10日(金)無名庵シネクラブ映画上映!

眼にうつるさまざまのこと・・昨年は・京、西行庵をやっと見学できました。
芭蕉は西行の「撰集抄」を思い出し、新春の句を詠んでいる。
薦(こも)を着て誰人(たれひと)います 花のはる 芭蕉
新春は、健康を一番に「無事」の文字から書き初めとします。
年始めは10日(火)から無名庵は開きます。新春よろしく!
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無名庵シネクラブ映画上映会2月10日(金)午後6時30分から
波多野哲朗さん推薦のフライヤーより
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第36弾
映 画 上 映 会
2017年2月10日(金)午後6時30分から
無名庵(むめいあん)ギャラリーにて ギャラリーは午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。
『青の稲妻』原題:任逍遥
監督:賈樟柯(ジャ・ジャンクー)
2002年/中国映画(または中国・日本・韓国・フランス映画)/113分

監督・脚本:賈樟柯(ジャ・ジャンクー)  製作総指揮:森昌行・定井勇二  
製作:市山尚三・リー・キットミン  撮影:余力為(ユー・リクウアイ) 
美術:リャン・チントン  主題曲:リッチー・レン
出演:趙濤(チャオ・タオ)、趙維威(チャオ・ウェイウェイ)、呉〔王京〕(ウー・チョン)
李竹斌(リー・チュウビン)、周慶峰(チョウ・チンフォン)、王宏偉(ワン・ホンウェイ)

*上映とおはなし 波多野哲朗(はたのてつろう)
映画『青の稲妻』の演出ノートにはこのように記されている。
大同の街角に立つと、冷たい少年の顔を見る。この灰色の工業都市はグローバリゼーションの到来によってますますセクシーになっている。人々は懸命に快楽を貪るが、そこには淡い火薬のにおいがKTVの歌声とともに闇の中にはっきりと広がっている。この都市にはいたるところに倒産した国営工場が存在するが、そこでは絶望だけが生産されている。わたしは知っている。少年たちがずっと前からもう拳を握りしめていることを。かれらは失業した労働者の子どもたちだ。かれらの心に明日はない。カメラを持ってこの都市とじっと対話を重ねた時、ゆっくりとその狂喜が徹底的な絶望によるものだと分かってくる。そしてわたしはかれらと同じように言いがたく興奮するのだ。分かるだろうか? 暴力がかれらの最後のロマンであることを。
荒々しい映画だ。この映画はまぎれもなく俳優たちによって演じられているのだが、かれらの身体は完全に大都市の喧騒に巻き込まれ、その風景に溶け込んでいる。かれらは一体そこで何を演じているのだろうか? 演じられる人物たちの生きざまにはいかなる一貫性もなく、刹那的であり、反射的であり、ただただ不穏な空気をまき散らしているだけなのだ。しかしこのように不安定に揺れ動く群像を眺めながら、その恐るべきリアリズムに感動し、なるほどかの国の人たちはいまこのようにして生きているのかと、あっさり信じ込ませてしまうような説得力をこの映画は持っている。この映画を作ったとき、作者賈樟柯(ジャ・ジャンクー)は海外の映画祭では注目されつつあったものの、一般的にはほとんど知られていなかった。しかしそれから15年後の今日、彼の名は王兵(ワン・ビン)らとともに、現代中国の代表的な映画監督として名を連ねるようになっている。
最近、東急文化村のル・シネマで、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)の最新作『山河ノスタルジア』を観た。なるほど映画は幾分不穏な空気を残してはいるものの、物語の輪郭は明瞭で、映像も美しく、見事に洗練された映画になっていた。だからこそ一流ロードショウ館での公開が可能だったのだろう。一方、15年前の『青の稲妻』は、中国国内ではほとんど上映の機会もなく、海外の映画祭や小規模な組織の支援によってようやく陽の目を見た個人映画だった。だが、あの映画の予断を許さぬスリリングな展開を体験した者にとって、『山河ノスタルジア』はひどく退屈で凡庸な映画に見えた。作家の成長とか円熟とかいう言葉を耳にするが、ほんとにそんなものがあるのだろうか。

●波多野哲朗
 私の映画『サルサとチャンプルー』に登場するキューバ移民の最後の生き残りだった島津三一郎さんが今年の7月に亡くなった。享年108歳。歴史の闇がまた一段と深くなる。
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お問い合わせ くらしアート無名庵(むめいあん)ギャラリー 昼12時から夜7時まで(月曜定休)
電話とファックス 042-649-8441 携帯090-9957-0880 Email cwkkb369@ybb.ne.jp  
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by mumeian2009 | 2016-12-27 17:38 | 無名庵シネクラブ上映

12月9日シネクラブ上映会『ジンジャーの朝 さよなら、わたしの愛した世界』

12月9日(金)無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第35弾 映画上映会
『ジンジャーの朝さよなら、わたしの愛した世界』です。お楽しみください。
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推薦の風姫さんからのお知らせフライヤーより

みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第35弾
映 画 上 映 会
2016年12月9日(金)午後6時30分から
むめい無名あん庵ギャラリーにて ギャラリーは、午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。

「ジンジャーの朝 さよなら、わたしの愛した世界」
原題:GINGER&ROSA
監督:サリー・ポッター
イギリス、デンマーク、カナダ、クロアチア映画/2012年/カラー90分/シネスコサイズ/PG12
製作:クリストファー・シェパード、アンドリュー・リコピン
脚本:サリー・ポッター 撮影:ロビー・ライアン
出演:エル・ファニング、アリス・イングラード、アレッサンドロ・ニヴォラ、クリスティーナ・ヘンドリックスアネット・ベニング、 ティモシー・スポール、オリヴァー・プラット、ジョディ・メイ他
*上映とおはなし KAZEHiME?!(かぜひめ)
私のえらんでみちゃった一本は

冷戦下時代に突入した1960年代のロンドン、思春期に入った2人の少女の揺れ動く心情と、成長する様を繊細に描いた作品です、と紹介文にまとめてある、ってどんなだろう、この中身は・・・レンタルショップで映画を選ぶときには、パッケージの裏のあらすじを読んだりして、大体の見当をつける、ときには当たりだったりするし、ハズレも多い、けれど悔しいと思うこともなく、つまらないものでも、それはそれなりに見方を工夫してなるべく最後まで・・・話のすすむテンポだったり、俳優さんの感じだったり、自分の好みに合うものには、なかなか出会わないのですが、何回か見ているうちに愛着がわいてくるものもあって、不思議だなと思います。上映会がはじまってけっこうと、映画を意識的に見るようになりました、恵みです・・・ずうっと、見ていてもアキナイ、ジンジャーとローザという二人の少女の名前が原題で、こんな時代もあったねと、いつか笑って話せるわ♪と口ずさむと「ジンジャーの朝 さよなら、わたしの愛した世界」というのが、邦題となってました。話はポーンと、とんでしまいます。「極私的エロス恋歌1974」や「全身小説家」が、京王八王子駅前のレンタルショップに普通に並んでます、少年少女たちも、ふと手にとってみちゃうのかなあと想像してみたりしながら、セカイの様相は、もうもう、ドキュメンタリーとドラマとか、フィクションとノンフィクションとか分けることがホント難しく混じるのは当たり前なのかもしれないと呟いたり・・・制作者側の虚実の混合の度合いや、見る方の認知のしかたによって、個々人のリアル感はかなりちがうんだろうと思ったり、それだけパーソナル的には、かなり幅ができちゃったので、何となくですが映画ならばできるかも、少女たちはどこへ行こうとしているのか、そして、どこから出て来たのでしょうと問うても、きっと、ふたりの奥の方は、年とることはない変わらない、海は景色として、どこにいてもあらわれるような気もするから、もしもそうなったときは、いつでもザブ~んと飛び込みザブザブと泳げばいい、to~yo~to~yo~と、呼んでるぜのリフが麦畑に遠くから聞こえて
最後に、●○になってから、彼女は書きます、そこがなんとも、わたしにはキタ
12月の夜のむこうに贈ります

○KAZEHiME?!(かぜひめ)プロフィール
らぶラボは続く・・・同時併行のTIME PACKING PROJECT も少しづつ・・・
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お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX 042‐649‐8441 携帯090-9957-0880 Email cwkkb369@ybb.ne.jp  
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by mumeian2009 | 2016-11-30 19:51 | 無名庵シネクラブ上映

10月14日(金)無名庵シネクラブ第34弾、映画上映会「家族ゲーム」森田芳光監督

しら露も こぼさぬ萩の うねりかな  芭蕉
灌木でありながら、古来、草と感じている萩、可憐で控え目な花、今年も散りこぼれる。
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10月14日(金)映画上映会午後6時30分から
「家族ゲーム」森田芳光監督 日本映画、1983年、106分
上映とおはなし ラブ・アート・パフさんの推薦映画
推薦フライヤーより
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第34弾
映 画 上 映 会
10月14日(金)午後6時30分から むめい無名あん庵ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
「家族ゲーム」

監督:森田芳光

日本映画/1983年/カラー106分
第57回キネマ旬報賞日本映画監督賞、脚本賞
1983年キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストワン
第24回日本映画監督協会新人賞 他
脚本:森田芳光
原作:本間洋平
撮影:前田米造
製作:佐々木志郎、岡田裕、佐々木史朗
配給:ATG
出演:松田優作、伊丹十三、由紀さおり、宮川一朗太、戸川純、阿木燿子 他

*上映とおはなし LoveArtPuff(ラブ・アート・パフ)
「家族ゲーム」というヌードル(お蕎麦)ウエスタンには銃も裸もなく・・・
中三の沼田茂之の高校受験を控え、父の孝助、母の千賀子、兄の慎一たちまでピリピリ。出来のいい兄と違って、茂之は成績も悪く、何人もの家庭教師がすぐに辞めていた。そこへ、三流大学の七年生という吉本が家庭教師としてやってくる。孝助は吉本を車の中に連れて行き、「茂之の成績を上げれば特別金を払おう」と約束する。吉本は勉強ばかりか、喧嘩の仕方も教え、茂之は幼馴染みで同級生の土屋にいつもいじめられていたが、殴り方を習った甲斐があり、やっつける。茂之の成績はどんどん上がり、兄と同じAクラスの西武高校の合格ラインを超えるのだが・・・仕立てはブラックコメディーのホームドラマである。しかし、頭を横に倒して観ると、マカロニウエスタンのソースがシミのように滲んでいる気がしてくる。舞台は工場の間に宅地造成地のような無意味な空間がやたらと広がる人の息遣いを欠いた土地。家族が住むのは、取りとめもなく広がる街並みを見下ろす高層マンション。そこからの眺めは、展望のよさに恵まれる喜びよりも、生活の基盤が“宙に浮いている”という頼りなさを伝える。藤原新也の『東京漂流』(1983年)が頭をよぎる。この荒んだ地にやってくる一人のガンマン、それも運搬船のような船に乗って。ガンマンは家族の主(父)に雇われ、悪童の行ないを正すために来たのだ。ガンマンは早速その武器を使って、悪童に臨む。囁くような低い声での容赦ない詰問、脅し、そしてついには平手打ち。悪童は徐々に矯正されていく。やがて、ガンマンはその目的を達成するが、この組織(家族)の本質的な悪態に腹を立て、全員の撲滅に乗り出すのだった・・・。マカロニウエスタンには不可欠の銃も裸も出てこないが、それでもこの映画は、日本初の「ジャンゴ」(フランコ・ネロ主演「続・荒野の用心棒」)である―棺桶は植物図鑑だが―というのは飛躍し過ぎだろうか?
残念なことに、監督の森田芳光も、主役の松田優作も、脇役の伊丹十三も今はこの世にいない。マニアックに巧みな彼らのガンさばきを楽しみながら、80年代日本式西部劇を楽しんでみてはいかがでしょう?

LoveArtPuff (ラブ・アート・パフ) プロフィール
1957年北海道生まれ、東京造形大学除籍、主にフォト・インスタレーション製作者
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX042-649-8441 携帯090-9957-0880 Emailcwkkb369@ybb.ne.jp 
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by mumeian2009 | 2016-10-07 16:55 | 無名庵シネクラブ上映

無名庵シネクラブ映画上映会8月26日「PINA」監督ヴェンダース

8月26日映画上映会
午後6時30分から
「PINA」ドイツ・イギリス・フランス映画
監督ヴェンダース
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次回上映フライヤーより
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第33弾
映 画 上 映 会
2016年8月26日(金)午後6時30分から
無名庵ギャラリーにて ギャラリーは午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。
『PINA』A film for PINA Bausch by WIM WENDERS
監督:ヴィム・ヴェンダース2011年ドイツ・イギリス・フランス
STAFF 監督・脚本・製作:ヴィム・ヴェンダース  振付:ピナ・バウシュ
CAST  ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団ダンサー

*上映とおはなし 小勝雅夫(おがつまさお)

ロードムービーの雄ヴィム・ヴェンダースと天才舞踊家ピナ・バウシュが
遂に成し遂げた新しいロードムービー

ヴィム・ヴェンダースについてはロードムービーの作家としてすでに名を成しているが、ロードムービー頂点三部作として「都会のアリス」、「まわり道」、「さすらい」の劇映画ばかりでなく、ドキメンタリー作家としても「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」、彼の敬愛する小津安二郎の映画の風景を求めて製作した「東京画」のほか日本人デザイナー山本耀司に関する「都市とモードのビデオノート」がある。「ピナ」は、彼のロードムービーとしての最高の到達点であるとして取りあげても間違いではないであろうと思われる。
彼の語るところでは、長い間彼は自分が舞踊とは全く関係ないものとして、何の知識も関心もなく無縁のものとしてきたという。それがピナに出会ったとき、初めて深い感動を覚えて、すっかり彼女の虜になった。   それは私の考えでは彼が舞踊を理解し関心を持つにいたったということではなく、ピナを理解したということだと思う。五感を通してピナを感じ強く強く魂の揺り動かされるのを感じたのだと思う。小手先の技巧に感覚を刺激されるのではないのである。ヴィムは、ピナの舞踊を撮影することにし、4年間撮り続けたがピナの急逝に絶望しその完成を断念してしまったという。しかしブッパタール舞踊団の団員たちの強い要請により、彼もピナの偉業を映像により相続することを決意したのである。
それは常に新しい身体言語を模索し創作する、究極の身体言語劇とでも仮に呼ぶしかない。その言語は意味と非意味との関係を持続しながらその境界に張りつめた劇的空間を創造していく。ヴィムも常に新しい表現を模索し、映画においても技術の進化が新しい表現を作り上げると信じてきた。そして、ためらわれていたピナの映画も、実は三次元(立体3D)映画技術の実現により大きく背中を押されることになった。三次元映画により、作家としての(観客としての)自分が、踊り手たちと彼の立つ場を対等に共有できると実感したのである。それ故彼はピナの再現には三次元映像以外にはありえないと断言した。この映画の良さは三次元映写機の投影によって初めて感得されるはずであった。しかし私は二次元のスクリーンによっても、その本質は失われないと信じてここに提出するのである。なぜならヴィムとピナとのコラボレ-ションによって作り出す感動の強度は、二次元という制約によってもかなりの程度に伝えられると考えるからである。それは、詩が翻訳によってその良さを減じられるという一般の意見に拘わらず、優れた詩が翻訳という制約をのり越えて、強く我々の心をとらえてきたという、私の詩人としての体験からいうのである。私は詩というものが原語でなければ味わえないとうそぶく知的富裕層=知的俗物にいつも強い批判を抱いてきた。そこには美は教養ある彼等だけが独占し享受できると芸術の私有化を維持し、庶民の参入を排除する選民意識があった。二次元映像によるピナの鑑賞が、あなたの心を強く揺さぶり、それが翻訳であっても、優れた翻訳による外国の詩を読んだ時の体験と同じく、いや、哲学や思想の分野においてもしかり、あなたを新しいあなたに変えるであろう。       まずはこの映画を見て欲しい。あなたはどのように感じるだろうか。

●小勝雅夫(おがつ まさお)
詩人・エセイスト・ 著書に『痴呆のオルゴール』『唖・言葉』『夜間非行』『単彩胞の夢』
『近似値的詩人ウスタゴ』『起承転々多重音声遁走曲』『高原情歌』等

お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX 042-649-8441 携帯090-9957-0880  Email cwkkb369@ybb.ne.jp  

協力:AIR-空-パフォーミング・アーツ研究会 http://airpai.com
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象潟(きさかた)や雨に西施(せいし)が ねぶの花  芭蕉  
まだ海の中の島だった象潟の合歓の花を詠む、奥の細道。
写真は八王子・浅川の河原に咲く合歓の花
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by mumeian2009 | 2016-06-21 13:07 | 無名庵シネクラブ上映

6月10日(金)午後6時30分から「無名庵シネクラブ映画上映会」

6月10日(金)映画上映会午後6時30分から上映。2003年の制作で、第60回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、最高賞である金獅子賞と新人監督賞を受賞
ロシア映画「父、帰る」です。音信不通だった父親の12年ぶりの帰郷に戸惑う兄弟を描いた映画。
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映画推薦のフライヤーより
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK !
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第32弾
映 画 上 映 会
2016年6月10日(金)午後6時30分から
無名庵ギャラリーにて ギャラリーは午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。
『父、帰る』(原題: Возвращение、英題: The Return)
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
ロシア映画/2003年制作/カラ―/105分
ロシアでは2003年6月25日に公開。同年9月の第60回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、最高賞である金獅子賞と新人監督賞を受賞。
[スタッフ]
脚本:ウラジーミル・モイセエンコ アレクサンドル・ノヴォトツキー
製作:ドミトリイ・レスネフスキー/製作総指揮:エレーナ・コワリョワ
音楽:アンドレイ・デルガチョフ/撮影:ミハイル・クリチマン
             [キャスト]
イワン:イワン・ドブロヌラヴォフ/アンドレイ:ウラジーミル・ガーリン
父:コンスタンチン・ラヴロネンコ/母:ナタリヤ・ヴドヴィナ
*上映とおはなし  滝島憲治(たきしまけんじ)
今回、「私の一本」を選ぶにあたって、                                           映画をどのように観たら、楽しむことができるか。映画の見方なんて人それぞれで勝手でいいではないかという人もいるでしょう。私は、いま、ドナルド・リチー著、映画理解学入門『映画のどこをどう読むかー世界の10本の傑作からー』キネマ旬報社刊を読んで、この本の強味、あくまでも映画の画面そのものに密着して語っているところで学びます。「映画が映画であるためには、映画の持つ、他のメディアにはない独特の機能が発揮されていなければならない。」と、映画はストーリーと同じくらい、それをどのように見せるかが大事だと終始力説しています・・・その表現を通して監督は何を訴えようとしているのか、観るほどに厳しくも愛の深さを感じる映画です。見かたによって様々な受け止め方ができる作品です。

 ●滝島憲治(たきしま けんじ) 1947年八王子市生まれ、暮らしの中にアートを!提案するギャラリーをオープン。 木の文化・再生を企画・運営。京町家友の会会員。
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX042-649-8441 携帯090-9957-0880  Email cwkkb369@ybb.ne.jp
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by mumeian2009 | 2016-05-29 23:17 | 無名庵シネクラブ上映