無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズをスタートして、1年。2巡目の第1回、
波多野哲朗氏推薦「私の一本」、映画「パリ、テキサス」手に汗を握り、からだを乗り出して見る。
感動!ガラスの建物・高速道路・自動車産業・西部劇を意識した?・・・まさにアメリカ映画だ!
ヴェンダース監督の「ロードムービー」と言う映画作りは心に残る。見る側の創造や思いを見事に撃ち抜く演出。又、人間とは何か・・・トラヴィスの役を通して涙が出る。
映画の始祖・・リュミエールに感謝!映画はみんなで見る、たのしいね!
次回予告!
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第7弾
映 画 上 映 会
2月10日(金)午後6時30分から 無名(むめい)庵(あん)ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
『夏 の 嵐』
イタリア映画/1954年/126分
*上映とおはなし 滝島憲治(たきしまけんじ)
監督・原案・脚本:ルキノ・ヴィスコンティ
脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ、カルロ・アリアネッロ、ジョルジョ・バッサーニ、
ジョルジョ・プロスペーリ
音楽:アントン・ブルックナー「交響曲第7番」(指揮:フランコ・フェッラーラ)
ジョゼッペ・ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」
撮影:G・R・アルド、ロバート・クラスカー
[キャスト]
リヴィア・セルビエーリ伯爵夫人:アリダ・ヴァッリ
フランツ・マーラー中尉:ファーリー・グレンジャー
ロベルト・ウッソーニ侯爵:マッシモ・ジロッティ
セルビエーリ伯爵:ハインツ・モーグ
私の一本、『夏の嵐』
巨匠ヴィスコンティ監督が手がけた『夏の嵐』を選ぶ。
「私の一本」を迷い 選ぶとき、映画が輝くのはなぜなのか・・・それを考えさせ、気付かせてくれるシネクラブ上映会は、うれしい!
イタリアを代表する、あの『第三の男』ヒロイン 女優アリダ・ヴァッリが、『夏の嵐』では伯爵夫人という大役を見事にこなし、ヴィスコンティ監督によってさらに魅力を引き出されている。
彼女は、ほとんどメーキャップなしでやってのけたそうだ。目だけの動きでこんなに心の葛藤が見えるのか?この女優の熱演と監督の映画作りで「私の一本」を選んだ。
物語は十九世紀末を舞台として、貴族階級の栄華と没落を余すところなく描いている。
オペラの歌劇場、絵画や額が室内装飾となる館、夜のヴェニスの水路など独特な雰囲気の撮影とテクニカラーの光は、まさにアートである。
アートの視点からヴィスコンティの映画作りをさらに注目して見てみたい・・・
滝島憲治 プロフィール;
1947年八王子市生まれ、暮らしの中にアートを!提案するギャラリーをオープン。
木の文化・再生を企画・運営。京町家友の会会員。
協力:AIR-空-パフォーミング・アーツ研究会
お問い合わせ
無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時(月曜定休)
TEL&FAX 042-649-8441 携帯090-9957-0880 e-mail cwkkb369@ybb.ne.jp