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くらしアート 無名庵 ギャラリー

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2月13日(金)無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ  第24弾映画上映会 フランス映画「カノン」

光に春を感じる今日、春の気配がいろいろ現われてくる立春です。庭にくる鳥たちも多く、動きも速い・・・
今年、春初めの映画上映会はパフ氏推薦のフランス映画1998年ギャスパー・ノエ監督の「カノン」第51回 カンヌ国際映画祭 国際批評家週間賞受賞
を2月13日(金)午後6時30分から上映します。ぜひ、ご覧ください。
終了しました。
ショック大きい映画でした。観ていて自分自身の体はどうなっているのか?考えた。
残酷で観たくないとき眼はまぶたできつい場面をさえぎれる。しかし、なぜ耳に「ふた」がないのか。これは天の設計ミスでないのか?じつはそうではない。危険やショックの時、耳にふたがあっては困るのだ!そのからだの成り立ちをうまく刺激する。眠らせないつらい映画。でもよかった!不思議?このような映画も大切だ!では、次回の映画上映会をお楽しみに!
次回は、
4月10日(金)開演午後6時00分 午後5時30分オープンです。(今までの開演より30分早くはじまります)
カナダ=フランス映画「私はロランス」グザヴィェ・ドラン監督2012年カラ―168分
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映画上映会のフライヤーから・・・抜粋

みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第24弾
映 画 上 映 会
2015年2月13日(金)午後6時30分から
無名庵ギャラリーにて ギャラリーは、午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。
「カノン」
監督:ギャスパー・ノエ
フランス映画/1998年/カラー95分
第51回 カンヌ国際映画祭 国際批評家週間賞受賞
脚本・撮影・編集:ギャスパー・ノエ
制作:ギャスパー・ノエ、ルシ-ル・アザリロヴィック、アニエス・b
出演:フィリップ・ナオン、フランディール・ルノワール、フランキー・バン 他
*上映とおはなし LoveArtPuff(ラブ・アート・パフ)
私の最悪の一本、「カノン」・・・
ワタシの記憶から葬り去りたい映画というのが数本ある。なかでも、その頂上近くに君臨する3本の映画、「カノン」「アレックス」「エンター・ザ・ボイド」は、即刻イレイザーヘッドしたいと強く願っている。そして、なんと、これらの映画の監督がいずれもギャスパー・ノエなのである。しかもだ、この監督は、他には処女作である「カルネ」しか撮っていないので(2014年3月現在)、彼の作品4本中3本について、ワタシは葬り去りたいと思っているということになる。なんという相性の悪さ、なんという不幸な出会い、この世にキミさえいなければ、ワタシはどれほど安らかに過ごせてこられただろう。しかし、どう嘆いてみてもキミはいるのだ。
91分間、ムショ帰りの中年親父が延々と世の中をただただ嘆き、ぼやき、罵倒し、愚痴り、下品きわまりない言葉で世界を罵倒し続ける、恨み節垂れ流しの不愉快きわまりない映画。観ているうちに、というか、聞いているうちに、心底心が疲弊し、荒み、腐敗物でお腹がいっぱいになり、途中なんども嘔吐しそうになり、体調が悪い時には本当に嘔吐する。
いくら表現が自由だといっても、物事には限度というものがあるのではないですか、ねえ、安倍ちゃん!新たに年を迎え、今年こそよい年でありますようにと願った神聖な気持ちもやや薄らいではいるものの、それでも、ここ無名庵シネクラブでは新年最初の一本となる大切な上映作品に、「では、なんで、あんたはそんなものを選んだの!?」と、あんた達は聞くでしょう? んなこと知るか!黙って、おっ立ったチ○ポ咥えて観てろ!クソバカやロー!テメーらのように、いい年こいてもクソボンやリート生きてるような腐れマ○コどもに、オレのハートのかけらの少しでも掴まれてたまるかってんだ!ドア補のあんぽんたん!!!あらっ!あらら、いけない、いけない。観返しているうちに、中年親父の魂が憑依してしまった。危ない危ない。阿吽!!しかし、これだけ、ワタシも中年親父に倣いこの映画をののしったのですが、でも、その嘔吐の果てに、どうしても消し去れないものがあって、いつも、最後の3分間、予知し、予期し、構え、こらえてもこらえても、どうしても目頭が熱くなってしまうのです。なぜか・・・パッヘルベルのバカ。気を取り直して・・・テメーら、オレのために、オレに付き合って、オレの頭からこのクソファックなクソ垂れ流し映画を、今回できっぱりと、金輪際、消し去るよう、助けてください。どうぞ、ひとつよろしく。
LoveArtPuff (ラブ・アート・パフ) プロフィール
1957年北海道生まれ、東京造形大学除籍、主にフォト・インスタレーション制作者

お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
TEL&FAX042-649-8441 携帯090-9957-0880  Email cwkkb369@ybb.ne.jp 
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# by mumeian2009 | 2015-02-04 20:12 | 無名庵シネクラブ上映

2015年1月26日(月)無名庵 朗読の午後 開演1時30分      堀越セツ子氏朗読

新しい春、新しいスタート。
無名庵に、毎日日向ぼっこに、隣の黒猫がお見えになります。
今年も和の雰囲気を大切に、進化させていきます。どうぞ、よろしく!
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1月17日(土)万美術部 午後2時から
1月26日(月)朗読の会午後1時30分から 堀越セツ子朗読
2月13日(金)無名庵シネクラブ主催映画上映会、ギャスパー・ノエ監督「カノン}
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1月26日(月)開場午後1時開演午後1時30分から
朗読の午後 田辺聖子「古文の犬」朗読:堀越セツ子氏
かいひ:700円(珈琲・お菓子付き)
お申込み・お問合せは042-584-0256 堀越まで
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# by mumeian2009 | 2015-01-18 16:39 | 朗読の会のお知らせ

12月12日(金)無名庵シネクラブ第23回映画上映会フィンランド映画「ヤコブへの手紙」

12月12日(金)午後6時30分から無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第23弾の映画上映会を開きます。
だんだん日も短くなり、夕日が部屋を通って直接玄関に!空が明るくても強い夕日。自然の光と影の不思議さを見ながら・・・
映画を見て大部分の人(私を含めて)が理解するのがストーリーです。だが上映会を続けているとストーリー以上に、ずっとたくさんのものが見えてきます。人を、涙、笑い、驚き、理解へと誘う・・・なぜ感動させられるかに気づくようになってくる。鑑賞眼は深まる映画体験や上映会に、ぜひ、どうぞ!
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映画上映会は
小勝雅夫さん推薦のフィンランド映画「ヤコブへの手紙」
監督:クラウス・ハロ 2009年/カラ―75分です。
フライヤーのお知らせを、ご覧ください。 掲載します。
映 画 上 映 会
ヤコブへの手紙
2014年12月12日(金)午後6時30分から無名(むめい)庵(あん)ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
フィンランド映画 2009 年 カラー 75分
監督 クラウス・ハロ  
脚本 クラウス・ハロ、ヤーナ・マッコネン
キャスト レイラ:カ-リナ・ハザード ヤコブ牧師:ヘイッキ・ノウシアイネン        
郵便配達:ユッカ・ケイノネン
上映とお話し(私の一本)小勝雅夫 「ヤコブへの手紙」
 静かな湖畔の村はずれにある荒れた教会とその近くにあるこれも古い牧師館、そこに一人の失明した老牧師がいる。ほとんど人の訪れない牧師を俗界とつなぐ郵便、この映画にはこの盲目の牧師と、そこへ毎日手紙を運ぶ郵便配達夫と、一人の家政婦しか登場しない
 ある日、終身刑を宣告されて服役する中年の女、レイラは突然恩赦により釈放される。
 レイラはなぜ釈放されるのか釈然とせず反抗的な態度をとるが、結局解放されて牧師の所へ行くように半ば強制的に指示される。釈放されてもなかなか仕事がないから、と牧師の家に行くことを指示するのだ。ふてくされながらもレイラは牧師館を訪ねる。すると牧師は待っていましたとばかりに束ねた手紙を読むように、そしてその返事を口述筆記するように頼む。
 そんな単調な日々、郵便配達夫は毎日手紙を運ぶが、レイラを疑ってひっそりと牧師が殺されてはいないかと牧師館に忍び込み、見つかってレイラにつまみ出される。以来なぜか彼は牧師館の手前でわき道にそれるようになる。そうして手紙も来なくなるのだが、彼は実際に手紙が来なくなったと言い張り、なぜか釈然としない。そしてレイラは牧師に対して反抗的な態度で彼の面倒を見る。自分は終身刑に服することをあえて引き受けたつもりなのを、誰が、なぜ恩赦を嘆願したのか、そして牧師は寄せられた手紙の内容に応じて彼らのために祈る、それを自分の神に対する務めのようにして、返事を書くのだ。
 レイラはレイラで、ある日牧師館の一室で首をつろうとして、間一髪牧師に助けられる。そうした中で静かに深い感動的な事実が明かされレイラは手紙を読むと見せかけて自分の物語を語り始める・・・・
 静かで単調なピアノソロなどによる伴奏で、劇的な動きもなく牧師の死が訪れるが、北欧フィンランドの静かな自然の色と時間が心に沁み込んでくる、そんな映画である。

小勝雅夫:詩人 詩集「痴呆のオルゴール」「唖・言葉」「夜間非行」「近似的詩人ウスタゴ」「近似的詩人ウスタゴ或いは起承転々多重音声遁走曲」「淡彩胞の夢」等々

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# by mumeian2009 | 2014-11-28 10:39 | 無名庵シネクラブ上映

無名庵シネマクラブ第22回映画上映会10月10日(金)午後6時30分~開催

10月10日(金)の無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第22弾は日本映画、山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズの第1作目「男はつらいよ」を上映します。
前回の波多野哲朗さん推薦の「ツィゴイネルワイゼン」映画では爛漫に散る桜の情景などきれいな映像でした。桜に生と死の無常感、虚無感がこめられているのでしょうか・・・鈴木清順監督の美意識を楽しませていただきました。
次回上映「男はつらいよ」の映画では、なつかしい風景がたくさん出てきます。、畳の部屋のスクリーンで観る「寅さん」映画はいかがでしょうか?ぜひ、ご鑑賞ください。
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次回「私の一本」シリーズ第22回映画上映会のフライヤーより

みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第22弾 
映 画 上 映 会
2014年10月10日(金)午後6時30分から
無名(むめい)庵(あん)ギャラリー午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)映画上映後、みんなでお話タイムとなります。
「男はつらいよ」
原作・監督:山田洋次
日本映画/1969年/カラ―91分
脚本:山田洋次、森崎 東 撮影:高羽哲夫 美術:梅田千代夫 音楽:山本直純 
出演:渥美 清、倍賞千恵子、光本幸子、笠 智衆、志村 喬、森川 信、三崎千恵子、前田 吟、中村はやと、太田久雄、佐藤蛾次郎、津坂 匡章、関 敬六、
*上映とおはなし  滝島憲治(たきしまけんじ)
私の一本・・・ 「男はつらいよ」
この夏、山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズ未開封の全48巻ビデオセットに出会ってしまって、無名庵の宝になりました。毎日、第1作から観ています。「寅さん」の映画は、喜劇ですが、人情味あふれていて、繰り返し見ていきたい映画ではないかと気付きました。
そこで、今回の「私の一本」の推薦は、
山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズ 第1作目「男はつらいよ」を推薦します。
第1作は何回見てもおもしろく、寅さんはどう相手の気持ちになってやれるか、その人の立場に立ってものを考えてあげられるか、その人の幸せのために自分はどうすればいいのかと真剣に考える・・・寅さんのやさしさが見えてきます。第1作は1969年(昭和44年)8月27日上映。シリーズ最終作第48作は1995年(平成7年)12月23日上映。26年間続けて渥美 清さんが亡くなられてシリーズ映画は終わっています。
山田洋次監督が俳優の渥美 清さんを「話の上手な人で、詩人だなあと思いましたね。描写の仕方がイマジネーション豊かで、聞き手に情景をありありと思い浮かべさせるのです。」と、語っておられます。「男はつらいよ」という映画をつくる具体的なきっかけとなったのは、渥美 清さんの少年時代の過ごし方のイメージが「寅さん」という映画の原型になっているそうです。一生懸命働いている人たちが、ときどき疲れて一息つきたいとき、いやなことが続いていても、映画でも観て気を晴らしたいなと思う時に、精一杯の楽しい演技を見せてくれて、その観客をワァ-ッと大笑いして、観客は少し元気が出て、また明日から頑張って生きていこうと思う、そういう役割をはたす映画だと思います。観客は、寅さんに会いたくて映画館に通ったという話もわかります。なつかしい映画です。故郷や子供の頃の思い出の景色が、変わらないということも、人間にとって大切なことのように思います。その景色と会話し、たくさんの喜びや悲しみを、その景色にフィード・バックさせながら膨らませていくことができる葛飾柴又の「とらや」です。もう、寅さんのような故郷をもっている人々はなかなかいませんが、上映会場の無名庵に、いつでも「寅さん」や「さくら」に会いに来てください。とらやのおだんごはありませんが珈琲を飲みながら映画をたのしむ場にできれば幸いです。
滝島憲治(たきしま けんじ)
1947 年八王子市生まれ、暮らしの中にアートを!提案するギャラリーをオープン。
木の文化・再生を企画・運営。京町家友の会会員。
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休)
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# by mumeian2009 | 2014-09-29 20:50 | 無名庵シネクラブ上映

10月6日(月)無名庵朗読の午後(朗読:堀越セツ子氏)開演1時30分から

葛の葉がひるがえる、甘い蜜のような香りで、まだ花が咲く。
萩 さわやかな秋風うけて花こぼれ
10月6日(月)第13回無名庵朗読の午後 朗読:堀越セツ子さん
「森瑶子(もりようこ) イヤリング」の朗読です。
開場午後1時、開演1時30分~ かいひ700円(珈琲・お菓子付き)
 お申込み・お問合せは 042-584-0256堀越
午後のひととき、朗読を聞きながら、野の花と四季のうつろいを楽しんでください。
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お知らせ 映画と美術
*無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第22回上映会は10月10日(金)午後6時30分からです。映画は山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズの第1作目「男はつらいよ」を上映します。
次回のフライヤーは、無名庵シネクラブ掲示板で掲載します。

*「万美術部」は毎月第3土曜日開催です。来年のカレンダーを作っています。次回もカレンダー制作します。好評の楽しめるカレンダーです。次回10月18日(土)参加出来ます。毎日が楽しめるカレンダーを作りましょう。初めての方もどうぞ!
お申込み・お問合せは百石企画(ももいしきかく)電話:090-9680-0561
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2015年のカレンダー制作中(9月万美術部風景)
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# by mumeian2009 | 2014-09-24 10:40 | 朗読の会のお知らせ

次回の無名庵シネクラブの上映会は9月12日(8月は夏休み)です。映画「ツィゴイネルワイゼン」

12日の上映会。和風の部屋で、鈴木清順監督「ツィゴイネルワイゼン」の映写、スクリーン再生は楽しみです。ぜひ、お越しください。
9月9日暖簾越しにスーパームーンの満月。
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9月9日(火)中秋の名月の翌日、9日は月が地球に接近し普段より明るく大きく見える満月の日(スーパームーン)だそうです。12日の上映会の準備をしながら東の空に上がる月見を楽しむ、空気が澄んだ一日、部屋の窓際にススキを活けて月に供える風習も残したい。
 手水鉢いざよふ月を水の上  
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7,21
まだ梅雨は開けません。蒸し暑く地元の祭りも行いました。夏祭りは疫病退散を願って行われています。無名庵ギャラリーは、千年を超す歴史を刻んできた京都・京町家・和の暮らしや文化を見直しております。夏、湿度の多い地域の中でエコライフの知恵がたくさんあります。この7月、京都・祇園祭は浴衣姿の町衆による暑さを吹き飛ばすような、祭りに染まります。今年は49年ぶりに本来の姿に近づき、山鉾巡行は17日前祭(さきまつり)、24日後祭(あとまつり)と後祭を復活します。大船鉾が再建され、後祭のしんがりを飾るそうです。山鉾33基は「動く美術館」です。細部にわたって職人さんの技が生かされた鉾全体が宝物です。大切にしたいものです。
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無名庵シネクラブの「私の一本」シリーズ第21弾は奇数月の第2金曜日の予定で開催しておりますが、8月の後半も都合が取れず9月12日(金)になりました。第22回は10月10日(金)、第23回は12月12日(金)予定です。
次回の上映作品は「ツィゴイネルワイゼン」鈴木清順監督1980年/145分です。
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ご案内:「私の一本」シリーズ波多野哲朗さんが推薦のフライヤーをご覧ください・・・

次回予告!
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第21弾 
映 画 上 映 会
2014年9月12日(金)午後6時30分から無名(むめい)庵(あん)ギャラリー
午後6時オープン。資料代 300円(お茶・お菓子サービスあり)
映画上映後、みんなでお話タイムとなります。

『ツィゴイネルワイゼン』
日本映画/シネマ・プラセット1980年/カラー 145分
監督:鈴木清順 原作:内田百問 脚本:田中陽造 撮影:永塚一栄 音楽:河内紀 写真:荒木経惟 
製作:荒戸源次郎 製作総指揮:伊藤謙二
出演:原田芳雄、大谷直子、大楠道代、藤田敏八、真喜志きさ子、麿赤児、山谷初男、玉川伊佐男
*上映とおはなし 波多野哲朗(はたの てつろう)
私の一本、・・・ツィゴルネルワイゼン

鈴木清順の映画について語るのはむずしい。それは鈴木清順の映画が難解だからではまったくなくて、むしろあまりに「薄っぺら」過ぎて語れないのだ。清順映画では、いつもつぎつぎと不思議なことが起こるが、その謎は何一つとして解かれることがない。そこでは、比喩や抽象といった、見る者の意識を深みへと誘い込むいかなる装置がまったく施されてはいないのだ。清順映画はいつもこうして、映画について語ろうとする私たちの欲望を挫く。通常ならば映画を前にする私たちは、あるときは作品の主旨について語り、あるときは作者の意図について語り、またあるときは映画が引き起こす感動の意味について語るだろう。いずれにせよ映画にむけられる言葉は、スクリーンの表面からスクリーンの背後へと、いわば映画の深みへと踏み込むことになるのだ。現象から出発して、その背後に潜む本質へ至ること、それこそまさに伝統的な批評、すなわち解釈学の一般的手口なのである。(それはおなじみのTV番組『なんでも鑑定団』の手口でもある。)だが清順映画には、この解釈学の手口がまったく無効なのである。
解釈学にとって必要なのは、現象の背後にかならずや隠された本質が存在するという確信に他ならない。だから逆に解釈学がもっとも苦手とするのは、背後のない映画、清順映画のように本質に収斂することなく、いつまでも表面で戯れつづける「薄っぺらな」映画なのである。 
かつてこのことに業を煮やした人がいた。1967年、鈴木清順が所属する日活株式会社で『殺しの烙印』という映画を作ったとき、試写室でこの映画を見た日活社長堀久作は、「さっぱりわからん!」と激怒して、彼をクビにしてしまったのだ。じつは前年の『東京流れ者』のときも鈴木清順監督は批判されて、その「虚無的」と呼ばれたラストシーンの撮り直しをさせられている。どうやらかなり以前から、「わからん映画を撮るやつ」と日活の上層部からはにらまれていたらしい。そんなことから日活をクビになった鈴木清順監督は、その後10年ほどの間、一本の映画も撮れなかったのである。
1980年の『ツイゴイネルワイゼン』という映画は、『殺しの烙印』から13年目。(その間に『悲愁物語』という松竹映画を1本作っているが)、鈴木清順が長い沈黙のあと再び映画監督としての活動を開始することになる最初の作品である。しかしこの映画は、既存の映画館ではなくシネマ・プラセットという  ドーム型の移動式テントで公開された。時はすでに「作家主義の時代」をむかえていた映画界にあって、この映画は監督鈴木清順の名を、一挙に世に知らしめることになった。映画はベルリン映画祭の特別賞をはじめ、かずかずの賞を受ける。では、清順映画にはどんな変化が起こったのだろうか。商業映画監督の映画から、映画作家の映画になったのか。いや、何一つ変わってはいなかった。相変わらず映画はかずかずの謎を振りまいているが、ついに何一つその解は得られない。その徹底した意味作用の拒絶ぶりは、すこしも変わっていなかった。しかしその背後のない映像たちは、以前にも増して、映画の表層でじつに見事な戯れを演じていたのである。
波多野哲朗(はたのてつろう)
この春から学生たちを相手に、ジル・ドウルーズの『シネマ1*運動イメージ』『シネマ2*時間イメージ』の講読を開始。映画とはなんと身体的かつ有機的なものかと改めて思う。
お問い合わせ:無名庵(むめいあん)昼12時から午後7時まで(月曜定休) 
携帯090-9957-0880 
協力:AIR(エアー)-空(くう)-パフォーミング・アーツ研究会
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# by mumeian2009 | 2014-07-21 18:35 | 無名庵シネクラブ上映