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くらしアート 無名庵 ギャラリー

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4月13日(金)無名庵シネクラブ第43回映画上映会開催

春分の日、二十四節気の一つ「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日
東京の西、高尾山に日が沈む。片倉城祉より望む。北の斜面の雑木林の中にカタクリの群生地があり、
西日を浴びて下向きに咲いている。花ことば「さびしさに耐える」・・・なるほど、ガンバって咲いている。
花の種に甘さがあり、アリなどが巣に運び、そこから群生地がひろがるそうです。
無名庵の前のコンクリートの隙間にスミレも咲きはじめ、やはり花の種が甘く、アリが巣に運び発芽する。
自然とともに、くらしを大切にしたいギャラリーを開いています。よろしく!


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4月13日(金)映画上映会 午後6時30分から
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第43弾
『流れる』成瀬巳喜男監督1956年 モノクロ117分
推薦者 波多野哲朗さんのお知らせフライヤーより抜粋


『流れる』

監督:成瀬巳喜男

日本映画/東宝1956年/モノクロ/117

原作:幸田文

脚本:田中澄江、井出俊郎  製作:藤本真澄

撮影:玉田正夫  音楽:斎藤一郎  美術:中古智

出演:

田中絹代  山田五十鈴  高峰秀子  岡田茉莉子  杉村春子

中北千枝子  松山なつ子  賀原夏子  泉千代  南美江

宮口精二  仲谷昇  加東大介  中村伸郎

栗島すみ子(特別出演)

*上映とおはなし
 波多野哲朗(はたのてつろう)

次回(413日)の「上映とおはなし」の担当は小勝雅夫さんの予定でしたが、小勝さんが重症のインフルエンザに罹られたため、急きょ波多野がピンチヒッター役を引き受け、上映作品を選んでこの「次回予告」を作成いたしました。しかし次々回(68日)の「上映とおはなし」はパフさんが担当し、それ以降も従来のローテーションにしたがって上映会を開催してまいりますので、よろしくお願いいたします。

「あなたが最も高く評価する日本映画を1本挙げてください」などという無理難題を押しつけられたとき、私は「う~ん…」と唸ったあと、「成瀬の『流れる』になるのかな」と答えるだろう。だがこうした<間違った>質問を平気で投げかける若者にかぎって、私のこたえに怪訝な顔をするのだ。おそらくこの映画が日本を代表する小津、溝口、黒澤のものではないからだろう。たしかにこれらの「巨匠」たちの映画には凄まじいものがある。厳格なフォームを徹底することで、かえってそこから逸脱する微細な感情の起伏を生々しく際立たせる映画『東京物語』。流れるようなカメラの動きで、精緻極まりない人間と世界との関係を描写する映画『雨月物語』。シリアスを装いつつ、活劇の歓びを凝縮させた映画『七人の侍』。しかもこれら「巨匠」たちはおしなべて寡作であって、取りこぼしが少ない。だから「作家主義」のお眼鏡に叶うのである。それに引き換え成瀬のフィルモグラフィーは約90本、そこには無数の駄作がある。映画作家というよりは映画職人と見なされてきた成瀬であり、名監督と見なされるようになった晩年においてすら、この傾向は根本的には変わっていない。にもかかわらず私たちは、凡庸な砂利石に混じって珠玉のように輝く何本かの映画を発見するだろう。『流れる』はその1本である。だがこのような映画は、日本映画にはもはや二度と出現することのない映画である。そもそもこれだけの女優たちをどうやって1本の映画に集めることが出来ようか。サイレント時代の幻の大スター栗島すみ子、あるいは山田五十鈴と田中絹代の共演。さらには映画のラストを飾る山田五十鈴と杉村春子による三味線の連弾。しかもこの物語は、没落する柳橋の芸者置屋の内輪話。一度「断筆宣言」をした幸田文が、置屋の女中として住み込んだときの体験談を基にして書かれているのだから、昭和を生きた女たちのこの奇跡的な出会いには、ただただ刮目するほかはない。
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無名庵より: 4月13日午後6時30分から映画上映会。眼が疲れない大きなスクリーンに映写です。おたのしみに!

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# by mumeian2009 | 2018-04-01 19:33 | 無名庵シネクラブ上映

3月28日(水)無名庵 朗読の午後 朗読:堀越セツ子さん

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朗読の午後 開催 堀越せつ子さん朗読
3月28日13時30分(開場13時)〜無名庵にて 会費700円(珈琲・お菓子付き)坂口安吾「桜の森の満開の下」
お申込み・お問合せ 042-584-0256堀越

お知らせ
2018年3月21日(水・祝)まで東京国立近代美術館にて
没後40年 熊谷守一(クマガイモリカズ)生きるよろこび 開催中
「蟻は左の二番目の足から歩きだすんだよ」という言葉は、長い観察を元に作品を生み出す熊谷の制作スタイルを如実に表しでいます。
200点を超える作品と日記や書簡など大回顧展です。ぜひ、お勧めです。
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# by mumeian2009 | 2018-03-07 11:15 | 朗読の会のお知らせ

2月16日(金)無名庵シネクラブ第42回映画上映会『ぼくの瞳の光』

無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第42回 映画上映会2月16日(金)午後6時30分から
イタリア映画『ぼくの瞳の光』ジュゼッペ・ピッチョーニ監督2001年制作 カラー109分

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フキノトウが春を告げています

シネマのお知らせフライヤーより抜粋

私の一本

耳で見て、目で聞く・・・ そんな禅の教えのような、作り方にみえる映画を推薦します。

題名は『ぼくの瞳の光』

母親が必死に生きる姿、不器用でも精一杯。それをハイヤーの運転手が見守る物語。

監督の心やさしい眼差しが感じられる映画です。

なぜ、私が「耳で見る」と感じたのか、

それは作曲家ルドヴィコ・エイナウディのピアノの音がシンプルで、繰り返えされて雨だれのように聞こえる。そこから、ひとりの画家を思い出した。

画家 熊谷守一の、雨樋から溢れ出る雨水だけの絵『夕立雨水』。まさに音を絵で見る表現と同じに思えたからです。

次に「目で聞く」と思えたのは

それは主人公の母親が、日々の生活に疲れきっている様子を、見えないはずの心と叫び声が聞こえてくる。それがすごい、見事な映像と思いました。

今回は、イタリアの映画を選びたいと思って、ずーと探していた所、イタリア映画祭傑作集に出会い、何回も見続けて選びました。イージーリスニングのこの映画の曲の心地よさや、配役のキャスティングもすばらしい。

ルドヴィコ・エイナウディのCDも買い求めてしまい毎日聴きながら、心地よさに浸っています。彼は「私にとってピアノは家。部屋を一つ一つ設計して、材料から細部に至るまで綿密に選び抜いて、この手で建てた家。そこには私の生きてきたすべて、そして愛するすべてのものエッセンスが詰まっています」と語っています。志と姿勢に共感を覚えながら、皆様と一緒に観ての、お話トークが楽しみです。                






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# by mumeian2009 | 2018-02-03 21:29 | 無名庵シネクラブ上映

無名庵は年末・年始12月29日~1月5日まで休み、新年6日より開きます。

乃東生(なつかれくさしょうず) 
冬に芽を出すこと。周囲の草木が、枯れていく中で若い芽を吹き始める姿は、冬至の日を境に力を取り戻す太陽のように春への希望を抱かせるものです。古代中国では、冬至を一年の始まりとする時代もありました。
無病息災を祈り、春への希望と幸運に無名庵ギャラリーも向かいたいと思います。
年末12月29日~1月5日まで休み、1月6日より開きます。
お知らせ
1月13日(土)新年講演会(第28回市民史の会)無名庵にて
講演:「高尾山の歴史を紐解く」外山徹先生(明治大学博物館)
  「小町家に伝わる高尾山薬王院文書」小町和義さん
  資料代500円
問い合わせ先:八王子自治研センター電話042-626-7714   
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お屠蘇(とそ)・・・一年の邪気を払い延命を願って飲む薬酒
新しい年。自然の移ろいと豊かな恵みを感じる「二十四節気」・「七十二侯」という季節感を、さらに楽しみたいものです。
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水仙も伸びています。
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# by mumeian2009 | 2017-12-28 18:12 | おしらせ

12月8日(金)無名庵映画上映会第41弾タイ映画「光の墓」

自然のうつろいは世界の大きな動きに関係なくやさしく私たちのまわりに季節を運んで来てくれます。
秋鮭を荒縄に吊って、薄塩で仕立てた「新巻」正月には美味しくなるそうです。季節のうつろいを楽しもう!
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2017年11月京都・無名舎にて  
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12月8日(金)無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第41回
タイ映画『光の墓』2015年製作 波多野哲朗(はたのてつろう)氏推薦
お知らせのフライヤーより抜粋・・・ご覧ください。
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第41弾
映 画 上 映 会
2017年12月8日(金) 午後6時30分から
無名庵ギャラリーにて ギャラリーは、午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。

アピチャッポン・ウイーラセタクン作品
『光りの墓』
原題: รักที่ขอนแก่น/Rak Ti Khon Kaen/Cemetery of Splendour
2015年/タイ映画(タイ、イギリス、フランス、ドイツ、マレーシア映画)/122分

わたしは、もう目を覚ましたいの! ぼくは、まだ眠っていたい!
生者と死者との語らい。時空を超えた対話がはじまる。

*上映とおはなし 波多野哲朗(はたのてつろう)
このところずっと亡霊に憑りつかれているような気がする。私が選んだ映画は、前々回の鈴木清順の『ツイゴイネルワイゼン』にはじまって、前回はタルコフスキーの『鏡』、そして今回はアピチャッポンの『光りの墓』。そして今回上映は取りやめたが、もう一つの候補がじつは押井守の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 だった。とくに亡霊ということで選んでいるわけでもないのに、結果として亡霊の映画になってしまう。ただ一口に亡霊といってもいろいろである。『惑星ソラリス』『鏡』などのタルコフスキーの映画では、人物たちの追憶と欲動が美しい亡霊を生み出す。ところが押井守の描く未来社会では、人間の身体のみならず記憶までが人工物に置き換えられていて、それでもなお消滅しきらない人間の記憶、人間性の残滓こそが“GHOST”と呼ばれるのである。鈴木清順の映画となると、もはやほとんどの人物が亡霊のように生死の間を彷徨っている。『ツイゴイネルワイゼン』しかり、『陽炎座』でも『オペレッタ狸御殿』でも、登場するのは亡霊ばかり。そしてアピチャッポンの映画では、人物たちが亡霊とともに暮らす。こうなると亡霊に関しては断然東洋の映画に軍配が上がる。むろん西洋には「ホラー映画」の根強い伝統があって、そこには無数の亡霊たちが登場する。ただしかれらはあくまで「ホラー(恐怖)」という枠組の中に在るので、とても一緒に暮らすというわけにはいかない。タルコフスキーはむしろ例外だろう。一般に西洋の亡霊は悪魔の側に属しているので、人間にたいして対立的かつ超越的である。ところがアピチャッポンの『ブンミおじさんの森』のおじさんなどは、19年前に亡くなった妻の亡霊と抱き合ったりするのだから面白い。これは仏教国のよしみなんだろうか。

●監督・脚本のアピチャッポン・ウイーラセタクンについて(Wikipediaなどから)
タイの映画監督・映画プロデューサー・脚本家、美術家。チェンマイを拠点に映画やビデオ映像、写真を制作する。1970年7月16日、タイのバンコクに生まれる。1993年に短編映画『Bullet(原題)』で監督デビュー。1997年、留学先のシカゴ美術館附属美術大学で美術・映画製作の修士号を取得。1999年、映画製作会社キック・ザ・マシーンを設立。2002年、『ブリスフリー・ユアーズ』を第55回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品、同部門のグランプリを受賞。また第3回東京フィルメックスでも最優秀作品賞を受賞。2004年、『トロピカル・マラディ』が第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、審査員賞を受賞。第5回東京フィルメックスで2作連続となる最優秀作品賞を受賞。また、カイエ・デュ・シネマの2004年の映画トップ10の第1位に選出される。2010年、『ブンミおじさんの森』が第63回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。2012年、『メコン・ホテル』が初の英語で製作された作品で第65回カンヌ国際映画祭のスペシャル・スクリーニングで上映され、第13回東京フィルメックスでも特別招待作品として上映された。2013年、第24回福岡アジア文化賞芸術・文化賞を受賞。2015年、『光りの墓』(日本公開は2016年)。
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# by mumeian2009 | 2017-11-27 20:04 | 無名庵シネクラブ上映

11月1日(水)無名庵朗読会。17~21日小町和義の仕事展 24(金)~26日(日)得々市

1日の最低気温が5度以下になると生物は休眠に入る。
秋雨前線が続き、台風がからみ、時代祭(今年は中止)の日、世の中の動きと共に自然の移ろいも確実に来る。
菊が咲き始める・・・こおろぎが鳴きやむ寒露(かんろ)
キク科の多年草の藤袴の花が香りと紅紫色を漂わせている。
うつろへる 草のしげみに 藤袴  憲治
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お知らせ 1
2017年11月1日(水)開場午後1時、開演午後1時30分
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無名庵朗読の午後 朗読:堀越セツ子さん
川端康成「伊豆の踊子」かいひ700円(珈琲・お菓子付き)
お申込・お問合せは、042-584-0256堀越
写真は2017年3月の朗読会にて
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お知らせ 2

八王子の宮大工小町家と番匠(ばんしょう)-小町和義の仕事展ー
2017年11月17日(金)~11月21日(火)10時~20時(最終日は16時まで)
学園都市センターギャラリーホール(八王子東急スクエアビル11階)入場無料
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高尾山薬王院は宮大工棟梁小町小三郎が手掛けました。
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11月19日(日)14時~講演
色川大吉氏記念講演「多摩文化」と「ふだん記」発刊の頃
主催:「八王子の宮大工小町家と番匠(ばんしょう)-小町和義の仕事展ー」実行委員会
問合せ:電話042-626-7714(八王子自治研究センター)
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数寄屋建築の小町和義氏(91歳)、現役で活躍中!(京都・橋本関雪記念館にて)
江戸期以降の小町家の足跡をたどると、八王子、多摩地域のまちづくりの様子も見えてきます。
歴史家の色川大吉氏の記念講演も必見です。

お知らせ3

11月24日(金)25日(土)26日(日)三日間、掘り出し物・得々市 会場無名庵ギャラリー12時~18時まで
暮らしに うるおいを!古いものたちにもう一度命を吹き込んで、生活の場に活かしましょう・・・


 
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くらしにアート・くらしをたのしく!  無名庵ギャラリーからの提案企画です。気楽にお出掛けください。
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# by mumeian2009 | 2017-10-23 20:07 | 朗読の会のお知らせ