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くらしアート 無名庵 ギャラリー

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12月8日(金)無名庵映画上映会第41弾タイ映画「光の墓」

自然のうつろいは世界の大きな動きに関係なくやさしく私たちのまわりに季節を運んで来てくれます。
秋鮭を荒縄に吊って、薄塩で仕立てた「新巻」正月には美味しくなるそうです。季節のうつろいを楽しもう!
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2017年11月京都・無名舎にて  
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12月8日(金)無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ第41回
タイ映画『光の墓』2015年製作 波多野哲朗(はたのてつろう)氏推薦
お知らせのフライヤーより抜粋・・・ご覧ください。
みんなで見ると楽しみが10倍、たたみでごろ寝で見てもOK!
無名庵シネクラブ「私の一本」シリーズ 第41弾
映 画 上 映 会
2017年12月8日(金) 午後6時30分から
無名庵ギャラリーにて ギャラリーは、午後6時オープンとなります。
資料代300円(お茶・お菓子サービスあり)上映後、みんなでお話タイムを過ごします。

アピチャッポン・ウイーラセタクン作品
『光りの墓』
原題: รักที่ขอนแก่น/Rak Ti Khon Kaen/Cemetery of Splendour
2015年/タイ映画(タイ、イギリス、フランス、ドイツ、マレーシア映画)/122分

わたしは、もう目を覚ましたいの! ぼくは、まだ眠っていたい!
生者と死者との語らい。時空を超えた対話がはじまる。

*上映とおはなし 波多野哲朗(はたのてつろう)
このところずっと亡霊に憑りつかれているような気がする。私が選んだ映画は、前々回の鈴木清順の『ツイゴイネルワイゼン』にはじまって、前回はタルコフスキーの『鏡』、そして今回はアピチャッポンの『光りの墓』。そして今回上映は取りやめたが、もう一つの候補がじつは押井守の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 だった。とくに亡霊ということで選んでいるわけでもないのに、結果として亡霊の映画になってしまう。ただ一口に亡霊といってもいろいろである。『惑星ソラリス』『鏡』などのタルコフスキーの映画では、人物たちの追憶と欲動が美しい亡霊を生み出す。ところが押井守の描く未来社会では、人間の身体のみならず記憶までが人工物に置き換えられていて、それでもなお消滅しきらない人間の記憶、人間性の残滓こそが“GHOST”と呼ばれるのである。鈴木清順の映画となると、もはやほとんどの人物が亡霊のように生死の間を彷徨っている。『ツイゴイネルワイゼン』しかり、『陽炎座』でも『オペレッタ狸御殿』でも、登場するのは亡霊ばかり。そしてアピチャッポンの映画では、人物たちが亡霊とともに暮らす。こうなると亡霊に関しては断然東洋の映画に軍配が上がる。むろん西洋には「ホラー映画」の根強い伝統があって、そこには無数の亡霊たちが登場する。ただしかれらはあくまで「ホラー(恐怖)」という枠組の中に在るので、とても一緒に暮らすというわけにはいかない。タルコフスキーはむしろ例外だろう。一般に西洋の亡霊は悪魔の側に属しているので、人間にたいして対立的かつ超越的である。ところがアピチャッポンの『ブンミおじさんの森』のおじさんなどは、19年前に亡くなった妻の亡霊と抱き合ったりするのだから面白い。これは仏教国のよしみなんだろうか。

●監督・脚本のアピチャッポン・ウイーラセタクンについて(Wikipediaなどから)
タイの映画監督・映画プロデューサー・脚本家、美術家。チェンマイを拠点に映画やビデオ映像、写真を制作する。1970年7月16日、タイのバンコクに生まれる。1993年に短編映画『Bullet(原題)』で監督デビュー。1997年、留学先のシカゴ美術館附属美術大学で美術・映画製作の修士号を取得。1999年、映画製作会社キック・ザ・マシーンを設立。2002年、『ブリスフリー・ユアーズ』を第55回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品、同部門のグランプリを受賞。また第3回東京フィルメックスでも最優秀作品賞を受賞。2004年、『トロピカル・マラディ』が第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、審査員賞を受賞。第5回東京フィルメックスで2作連続となる最優秀作品賞を受賞。また、カイエ・デュ・シネマの2004年の映画トップ10の第1位に選出される。2010年、『ブンミおじさんの森』が第63回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。2012年、『メコン・ホテル』が初の英語で製作された作品で第65回カンヌ国際映画祭のスペシャル・スクリーニングで上映され、第13回東京フィルメックスでも特別招待作品として上映された。2013年、第24回福岡アジア文化賞芸術・文化賞を受賞。2015年、『光りの墓』(日本公開は2016年)。
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by mumeian2009 | 2017-11-27 20:04 | 無名庵シネクラブ上映